広い野原の真ん中に、青いかきのみが落ちていました。さっき通った女の子のかごから転げ落ちたのです。「さびしい野原だなあ」と思っていると、太陽が話しかけてきました。その光に包まれながら、青いかきのみは、とろとろとねむりました。そして、木のえだにさがっていたときのゆめを見ました。
作;あまんきみこ絵;宮本忠夫
ページ数;16pサイズ;25.8×18.2×0.1cmソフトカバー